コーチブログ-海外でしか得られない経験値-

今回は少し軽めに、海外に行って初めて得られた「経験値」について書こうと思います。

2025年6月、FIBA 3×3 スイス大会への出場に伴い、私はコーチとして初めて海外遠征に帯同しました。
そして実は、今年も先日の日本予選で優勝し、2026年6月に向けて再び国際大会への切符を手に入れることができました。
さらにSports Intersection としては、別で2月に韓国での海外遠征も控えています。
こちらの遠征は全国の男子の選手にチャンスがあります。

このタイミングで、あらためて
「海外に行って感じたこと」
を振り返ってみようと思います。


目次

海外に興味がなかった大学生コーチ

まず、私は普通の大学生です。
これまで飛行機に乗ったこともなく、そもそも海外にもそこまで興味がありませんでした。

小・中・高と海外に触れる機会はなく、大学で留学に行く友達を見ても「すごいな〜」「いいな〜」と思うくらい。
自分が行く未来なんて、正直想像もしていませんでした。

そんな中、コーチをして数年目で巡ってきた海外へのチャンス。行き先は、まさかのスイス。

「スイス?」「景色がきれいな?」

行きたいと思ったことはあっても、
行く側になるとは思っていなかった場所でした。


初飛行機、18時間。意外となんとかなる

人生初の飛行機。
国内線すら乗ったことがなく、「どうやって乗るの?」状態。

フライト時間は約18時間。
周りからは「そんな長時間大丈夫?」と心配されましたが……。

いろいろ準備して、いざ出発。
成田空港って国際的で凄いな~と思っていたら意外と簡単に搭乗でき、気づけばもう機内。

周りは海外の方ばかりで、それだけで一気に海外感。
寝て、機内食を食べて、また寝て、ダウンロードしておいたドラマと映画をひたすら見ていたらあっという間に到着。

この飛行機の中で、思いがけず素敵なドラマにも出会えて、初めての飛行機はとても楽しい時間になりました。


着いた瞬間、すべてが違う

スイスに着いてまず感じたのは、日本と全部違うということ。人も、犬も、店も、音も色も空気も。
すべてが新鮮でした。

大会の合間には、ジュネーブの大噴水を見たり、ビーチに行ったり。
そしてスイスといえば、やっぱりチーズフォンデュ。

正直、日本にいたら食べようとは思わないですよね。
でも現地で、みんなでパンを分けて、チーズにダイブ。最高でした。日本のチーズとはまったく違う味。

……味は、行かないと分からないので教えません。

世界大会で感じた、本当の価値

世界大会では、さらに多くの刺激がありました。

試合中は本気で競い合う。
でも試合が終われば、言語の壁を超えて笑い合う。

SNSを交換し、やり取りをする選手たちの姿を見て、
勝敗以上に大切なものを掴んでいると感じました。

生まれた国も、育った環境も、
何歳からバスケを始めたかも分からない。
言語も違う相手と、同じコートで戦う。

これは、肌で感じないと分からない経験です。
この経験を通して、選手たちは確実に強くなったと思います。
そしてそれは、コーチである私自身にとっても大きな刺激でした。

大好きなバスケットボール

FIBA本部では、唯一の日本人スタッフである北村氏から、FIBAの考え方や日本バスケが世界で戦うための課題、そして国際舞台で求められる姿勢について、直接話を聞く機会をいただきました。

バスケットボールに育てられ、今は指導する立場として関わる自分が、FIBAの本拠地の方とバスケを語っている。
この瞬間だけで、来れてよかったと心から思えました。一生忘れない経験です。

日本で見ていたバスケと、世界のど真ん中で見るバスケは、まったくの別物。
その結果、また一段、バスケットボールが好きになってしまいました。
視点も、価値観も、基準も変わる。
これは、行かないと絶対に分かりません。

異国での食事

海外での「食事」も、忘れられない経験のひとつです。

ホテルの朝食に、当然ながら米と納豆はありません。
代わりに並ぶのは、ヨーグルトやアサイー。
そこにスイーツやスーパーフードを好きなだけ乗せるスタイル。
数えきれないほどのパンも並び、日本の朝食とは別世界でした。

外で食事をしていると、置いていたパンをスズメが持っていく。
気づけば近くに寄ってきて、一緒に食事。
なんて平和な景色なんだろう、と自然に笑ってしまいます。

スイスのレストランでは、パスタ、ピザ、ステーキ。食べたいもの、飲みたいものを、英語とジェスチャーで必死に伝える。

完璧な英語じゃなくてもいい。通じた瞬間が、ちょっと嬉しい。これも海外でしか味わえない感覚でした。

アブダビで食べた料理も忘れられません。
日本ではなかなか出会えない独特な味。
ラム肉やスープ、あの景色と一緒に、今でもはっきり覚えています。

ただ一つ忘れられないのが、
人生で一番辛かった青唐辛子のようなもの。

女子キャプテンが食べて悶え、
私も食べて悶え、
さらに男子キャプテンにも食べさせて悶える。

その結果、他のコーチの甘いドリンクは全て消えました(笑)

海外で身についた「なんとかなる力」

フランス・アヌシーは美しかったし、
国連の「壊れた椅子」は、歴史を肌で感じることが出来ました。

現地で髪も切りました。ノリと勢いで選手と切ることに。
こんな大胆なことができたのは、目の前で選手たちが世界に挑戦し、成長していくのを感じていたからであり、彼らの姿が私の背中を押してくれました。これもまた思い出と経験。

モスクの景色は言葉を失うほどで、
「息を飲む」という言葉の意味が分かりました。
エティハドタワーも、ただただ圧巻。

海外のスーパーにも行き、洗剤を買って洗濯。
不安でしたが、これもやってみたら何とかなる。

操作が分からず困っていたら、
近くの人が英語で助けてくれました。
やっぱり、何とかなるんです。

余った洗剤は
「次に使う人のために」
とコインランドリーに置いて帰りました。

最高でした

海外に行くのは、最初は怖いと思います。
でも一歩踏み出すと、本当に世界が広がります。

今でも写真や動画を見返します。
「スイスどうだった?」と聞かれると、

「最高でした!」

それしか言えません。

まだ知らない世界がこんなにも広くてこんなにも面白い。俺、スイスの世界大会行って美味しい料理沢山食べて、英語で話して、なんか髪切って、、

どんな出来事も、この経験したから何とかなるって思えるようになりました。

その先へ

3月は卒業旅行でタイに行きます。

この経験をしていなかったら、多分国内のどこかに行っていたと思います。

ただ、世界を見て、もっと色々なところに行きたいと思うようになりました。

「飛行機で7時間?一瞬じゃん。俺、スイス行ったから」

って言えます。
友人にはマウントを取るなと笑われます。

死ぬまでに、あと何カ国行けるかな。

もし少しでも
「海外に行ってみたいな」
と思っている方がいたら、
迷わず挑戦してほしいです。

そして今、私たちは特別編成チームを作り、国際大会に挑戦しようとしています。
海外も、国際大会も、やる前から価値が分かる人なんていません。
怖い、不安、失敗したらどうしよう。意味あるのかな?
私自身、海外に興味もなく、飛行機すら初めてでした。
それでも一歩踏み出したことで、人生の見え方が変わりました。
このチャレンジも、やってみないと何も分かりません。でも断言できます。
世界を相手に戦った経験は、一生残ります。
結果がどうであれ、挑戦した事実は必ず自分の武器になる。もし少しでも心が動いたなら、それが答えです。
スイス良かったな〜

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