第1回のミーティングから始まった、この韓国遠征プロジェクト。
第2回、3回…そして第5回と、画面越しに顔を合わせる回数を重ねてきました。
そして、いよいよ。
韓国への出発が目の前に迫っています。
このブログは、日本を出る前のラストメッセージ。
準備期間を通して私たちが感じたこと、そして、この遠征で子どもたちに手にしてほしい「一生の財産」について書き残しておきたいと思います。
表情の変化が、チームの始まり
第1回のミーティングの時、画面の向こう側は少し緊張した雰囲気。
「どんなコーチなんだろう?」
「全国から集まる知らないメンバーとうまくやれるかな?」
そんな不安が、画面越しにも痛いほど伝わってきました。
でも、回を重ねるごとに、その表情は劇的に変わっていきました。
第2回、第3回とミーティングが進むにつれて、
不安そうだった瞳が、少しずつ輝き始め、
緊張していた口元が、笑顔に変わっていく。
「早くみんなと会いたい」
「早く韓国でバスケがしたい」
今、彼らの顔にあるのは、未知の世界への「ワクワク」と「楽しみ」だけです。
まだ実際に会ってはいないけれど、私たちはもう、心でつながった一つのチームになり始めています。
「考えるバスケ」という挑戦
今回の遠征では、バスケットボールの技術面でも、新しい挑戦を用意しました。
普段の彼らがやっているような、個の能力を活かした「フリーランスなバスケ」。
もちろん、それも大切です。彼らの自由な発想や直感は、素晴らしい武器になります。
でも、今回の遠征では、そこにもう一つスパイスを加えます。
それは、「頭を使って、考えてプレーするバスケ」です。
「なぜ、今その動きをするのか?」
「味方を活かすために、自分はどう動くべきか?」
オフェンスでもディフェンスでも、緻密な戦術を共有し、コート上の5人が共通理解を持って動く面白さ。
即席チームだからこそ難しい、でも、即席チームだからこそ、それがハマった時の感動は計り知れません。
私たちSports Intersectionでしか経験できない戦術。
それを体感し、「バスケって、こんなに奥が深いんだ!」という新しい扉を開いてほしいと思っています。
画面越しではありましたが、世界でバスケットボールをしに行く実感が湧いたミーティングの時間でした。

言葉にして伝えよう
ミーティングのなかで、私たちは選手たちに、バスケの戦術よりも大切な、ある課題を出しました。
それは、「保護者の方へ、感謝の気持ちを言葉にして伝えること」です。
今回の韓国遠征、海外への挑戦という最高のチャンスをくれたのは、紛れもなく保護者の方々です。そのサポートがあって初めて、海外で大好きなバスケができる。
この環境は、決して当たり前ではありません。
でも、心の中にある感謝は、「言葉」という形にしない限り、相手には届きません。
「行かせてくれてありがとう」
照れくさいかもしれないけれど、その一言を直接言葉にして伝えること。
それができなければ、どんなにバスケがうまくても意味がありません。
応援してくれている人への感謝を力に変えられる選手こそが、海外で大きく成長できる選手です。
この遠征を通じて、技術だけでなく、そんな「心の強さ」も掴み取ってきてほしいと願っています。

挑戦した者だけが手にする、一生の財産
海外遠征は、言葉の壁や慣れない環境、そして高度な戦術への適応など、決して楽なことばかりではありません。
しかし、全5回のミーティングを通して、不安そうな表情を「やる気」と「笑顔」に変えてきた彼らを見て、画面越しではありましたが、彼らの心が個人の集まりから「チーム」として一つにまとまっていく熱を、確かに感じることができました。
結果がどうあれ、この仲間と共に悩み、考え、全力で駆け抜ける韓国での数日間は、間違いなく、彼らにとってかけがえのない「一生の財産」になります。
さあ、準備は整いました
この日のために、私たちコーチ陣も、そして選手たちも、できる限りの準備をしてきました。
ミーティングを重ね、
「どんな遠征にしたいか」を問いかけ続け、
それぞれの心をひとつに整えてきました。
だからこそ、あとはもう、現地でその全てをぶつけるだけ。
パスポートと、ボールと、そして誰にも負けない好奇心を持って。
僕らの韓国遠征、いよいよ開幕です。
行ってきます!

