韓国遠征に向けた、第一回ミーティング。
画面の向こうには、日本全国から集まった子どもたちと、その保護者の皆さんがいました。
最初は、少し緊張した空気。
「どんな話があるんだろう」
「ちゃんとついていけるかな」
そんな雰囲気の中で、このミーティングは始まりました。
このミーティングを最初に行った理由
なぜこのミーティングを最初に行ったのか。
正直に言うと、
このタイミングで細かいスケジュールや戦術を話すこともできました。
でも、私たちはあえてそれをしませんでした。
なぜなら、
海外遠征で一番大切なのは、技術よりも「マインド」だと考えているからです。
海外では、言葉が通じない
文化が違う
生活も、日本の「当たり前」が通用しない
思い通りにいかないことが、当たり前のように起こります。
その時に必要なのは、
指示を待つ力ではなく、自分で考えて動く力。
だからこそ最初に、
なぜ海外に行くのか
この遠征で何を大切にしたいのか
何をもって「良い遠征だった」とするのか
その土台を、選手・保護者・スタッフで共有する時間をつくりました。

勝つことが目的ではない。でも、勝負から逃げない
今回の遠征は、
試合に勝つことだけを目的にはしていません。
ただし、
勝負から逃げる遠征でもありません。
本気でチャレンジする。
うまくいかなくても、自分で立て直す。
失敗しても、次の一歩を踏み出す。
海外という環境だからこそ、
そのすべてが学びになります。
この遠征では、
ミスしたかどうかよりも、
挑戦したかどうかを大切にしていきます。
海外は「自主性」が試される場所
海外では、
親御さんがそばにいるわけではありません。
時間管理
持ち物管理
体調管理
周囲を見て行動する力
すべてが、選手自身の判断になります。
保護者の方にとっては、
「ちゃんとできるかな」と不安になる場面もあると思います。
でも私たちは、
失敗しないように守るより、
失敗しそうになった時に、自分で立て直せる力を育てたい。そう考えています。
そのための海外遠征です。
“なんとなく参加”にしないための準備
海外に遠征に行く方法も、昔とは違い、とても多い時代になってきました。
海外に練習に行って帰ってくることもできる。
海外に試合で行って帰ってくることもできる。
でも、私たちは、ただ行って帰ってくるだけの遠征にはしたくありません。
そこに必ず、
+αの「他では得られない大きな成長」をつけたい。
そんな思いで、この遠征は準備をしています。
今回の遠征では、
事前に「目標シート」を書いてもらいます。
バスケットボールの目標だけでなく、
生活や行動についての目標も言葉にする。
目標がある人と、そうでない人では、
同じ3日間でも得られるものが大きく変わるからです。
遠征中に苦しくなった時、
この目標が、自分を支える軸になります。

実は、このミーティング自体が
Sports Intersectionらしさだと思っています。
海外遠征というと、
「強い相手と試合をする」
「海外経験を積む」
そこに価値があると思われがちです。
でも私たちは、
行く前の時間も含めて、遠征が始まっている大事な時間だと考えています。
なぜ行くのか。
何を学びに行くのか。
どんな姿勢で挑戦するのか。
ここを言葉にして、
選手・保護者・スタッフ全員で共有する。
この準備があるかどうかで、
同じ遠征でも、帰ってきた後に残るものはまったく変わります。
実際、
ただ試合をこなすだけの海外遠征もあります。
楽しかった、で終わる遠征もあります。
でもSports Intersectionがやりたいのは、
帰ってきた後に、行動が変わる遠征です。
自分で考えるようになる。
人前で話すことを怖がらなくなる。
失敗しても、次の一歩を踏み出せるようになる。
そのきっかけを、
遠征という非日常の中でつくる。
だから、
スケジュールより先にマインドを揃える。
戦術より先に目的を共有する。
このミーティングは、
そのための時間でした。
ミーティングの最後、空気が変わった瞬間
ミーティングの後半、
子どもたちから質問が出始めました。
「自己紹介文は英語で書いた方がいいですか?」
「ユニフォームの番号はいつ決まりますか?」
そして、
「今回の遠征で楽しみにしていることは?」
海外でしかできない経験
自分がどこまで通用するか
全国から集まった仲間とプレーできること
韓国のごはん
画面越しでも分かる、笑顔。
最初の緊張が、
少しずつワクワクに変わっていくのが、
はっきりと伝わってきました。
ここから僕らはチームになっていく。成長していく。
今日、改めて感じたことがあります。
この遠征は、
ただ集まって試合をする集団ではない。
ここから、1つの目標を持った仲間になっていく。
たった3日間かもしれません。
でも、その3日で生まれる経験や出会いは、
一生残るものになるかもしれない。
だからこそ、
私たちはこの遠征の過程を、
結果だけでなく、準備も、途中も、すべて含めて追いかけていきます。
今日のミーティングの空間には、
北は北海道から、南は沖縄まで。
本当に日本の端から端までのメンバーが集まりました。
まず、そんな素晴らしい時間が生まれたことに感謝しています。
集まってくれた皆と、背中を押してくれた保護者の皆様に感謝です。
韓国遠征については、この1つだけではなく、
いくつかブログを書いていこうと思っています。
ミーティングのこと、現地での挑戦、そして挑戦後の変化まで。
読んでいただける皆様に、
少しずつお伝えしていけたらと思います。
子どもたちが
どんな表情で出発し、
何に悩み、何を乗り越え、
どんな顔で帰ってくるのか。
私たちが提供しているのは、
海外で試合をする機会ではありません。
挑戦する力が育つ環境そのものです。
だからSports Intersectionで参加する意味がある。
そんなことが、今日のミーティングでも
しれっと伝わっていれば嬉しいなと思います。
読んでくださっている皆様も、
ぜひ一緒に見守っていただけたら嬉しいです。


